一度は下がった中性脂肪を、また上げないための予防法

健康診断で一度高値を示した中性脂肪の数値が基準値に戻ったときは、本当に嬉しいものです。

しかし、大切なのは一度基準値まで下がった中性脂肪値を再び上げないことです。一度下がった中性脂肪をまたあげないための予防法には、どのようなものがあるのでしょうか?

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一度下がった中性脂肪がなぜ上がる?

健康診断で中性脂肪値が基準値を超えてしまった場合は、診断表に「要再検」などの文字があらわれ、病院で中性脂肪値を下げるための様々な対策を指導されます。

中性脂肪値が基準値を多少オーバーしている程度であれば、病院で処方される薬などに頼らなくても生活習慣の改善などだけで十分に中性脂肪値を基準値まで下げられます。

しかし、なぜ気が付くと一度下がった中性脂肪値が再び上昇していることがあるのでしょうか?その答えは簡単で、中性脂肪値を減らすために行った対策を中性脂肪が基準値まで下がった時点でやめてしまうからです。

中性脂肪値が基準値を超えている超えていないに関わらず、生きている以上「中性脂肪値を基準値内におさめて、その状態を継続する」ことが大切になってきます。

大げさにいえば、これは生きていく上でのひとつの目標ともいえます。なぜならこれをクリアできなければ、中性脂肪が増加することで動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞など死につながる病気を発症する危険性があるからです。

しかし、健康診断などで中性脂肪値が基準値を超えてしまった人の目標は本来の「中性脂肪値を基準値内におさめて、その状態を継続する」から、「中性脂肪を減らして、数値を基準値内におさめる」に変わってしまうことが多いのです。

そのため、中性脂肪をしっかりと減らして数値が基準値内におさまるとそれで安心してしまい、それまで続けてきた中性脂肪対策をやめてしまうため再び中性脂肪が増えてしまうのです。

このことから、一度下がった中性脂肪をまた上げないための予防法は「中性脂肪対策を継続すること」だと言えるのです。

おさらいしておきたい中性脂肪対策

ここで一度中性脂肪を下げる方法を簡単におさらいしておきましょう。

▼基本的な対策
一度増えてしまった中性脂肪も、日頃の生活習慣などを改善するだけで十分減らせます。ここで紹介する対策は、実際に中性脂肪値が高いと病院で指摘された場合にも医師から指導を受けるものばかりなので、中性脂肪対策の基本ともいえます。

・食生活の改善
中性脂肪が体内に増える最も大きな原因は、食事にあります。なぜなら体内の中性脂肪は食事から摂取される脂肪分、糖質などを原料として体内で合成されるからです。

そのため中性脂肪値が高い場合は、肉の摂取量を減らし脂肪の吸収量を抑える、糖質が含まれる炭水化物の量を減らすといった食生活の改善が最も重要になります。

他にも中性脂肪を下げる効果のあるEPAやDHAといった成分を含む青魚を積極的に摂取するなど、中性脂肪を下げるための食生活の改善項目は多くあります。

・運動
食事から摂取されて体内で合成された中性脂肪は、人が活動する際のエネルギーとして消費されます。つまり1日の活動量が少なく、エネルギーの消費量が少ないと体内の中性脂肪も消費されずに体に蓄積されていってしまうということです。

そこで体内に蓄積された中性脂肪を消費するために、有酸素運動を定期的に取り入れることが大切になります。

・禁煙
タバコを吸うことで「体内のコルチゾールが増加する」「ホルモンが減少する」という2つの悪影響が体にあらわれるのですが、このせいで内臓脂肪が蓄積されやすくなると考えらえています。内臓脂肪の元は中性脂肪でもあるため、禁煙をすることで体を中性脂肪が蓄積されづらい本来の状態に戻せるのです。

・節酒
アルコールには体内の中性脂肪の合成を促す働きがあり、そのうえお酒を飲むと食欲が増進してしまうため、ついつい食べ過ぎになってしまいます。食べ過ぎてしまうということは、それだけ脂質や糖質の摂取量も増えてしまうというこですから、中性脂肪の増加に大きな影響を与えてしまいます。そのため普段からお酒を飲み過ぎているという人は、飲む量を減らして節酒することが大切なのです。

▼継続しやすい対策はサプリメント
上で紹介した対策を実施することで体内に増えた中性脂肪を減らせますし、対策を継続すれば一度下がった中性脂肪値が再び上がってしまうのを防ぐことは十分可能です。

しかし、こういった対策はどうしても継続が難しいというデメリットもあります。そういった意味では、サプリメントを利用した中性脂肪対策はおすすめできます。

世の中には本当に多くのサプリメントが販売されていますが、その中にはEPAやDHAといった中性脂肪を減らす成分が含まれているものも存在します。

サプリメントは食生活の改善などと違ってただ錠剤やカプセルを毎日飲めばいいだけなので、よほどのめんどくさがりでもない限り継続できます。

ただしサプリメントはあくまで栄養を補助するものであり、それ単体で劇的な中性脂肪値の減少を実現できるわけではありませんので、その点には注意しましょう。

定期的に数値を知ることも大切!

中性脂肪を再び上げないための対策を紹介してきましたが、最後にぜひ実践してほしい対策を紹介します。それが定期的に「検査キット」を使って、自分の中性脂肪値を把握することです。

多くの人は会社や自治体の定期健診で自分の中性脂肪値を知りますが、この健診は1年に1度しか行われません。1年に1度しか自分の中性脂肪値を知る機会がなければ、自分の中性脂肪値のことを気にかけなくなるのも無理はありません。

そこで定期健診から3ヶ月後、半年後といった一定の期間が経過したときに市販されている検査キットで自分の中性脂肪値を再確認することをおすすめします。

こうすることで「本当に中性脂肪値が健康診断の後も基準値内におさまっているのか?」「自分が実践している中性脂肪対策の効果がしっかりとあらわれているのか?」を確認でき、中性脂肪値の再上昇を事前に予防することもできます。

誰でも基準値をオーバーしていた中性脂肪値が基準値まで下がれば嬉しいものですが、残念ながらそこがゴールではありません。

一度上がった中性脂肪値を基準値まで下げられらたのならば、次はそれまで行ってきた中性脂肪対策を生活の一部にして一生継続していくことが大切なのです。

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