お菓子が中性脂肪へ与える影響と、脂質の少ないおすすめのお菓子

子どもも大人も大好きなお菓子ですが、残念ながらお菓子が中性脂肪に与える影響は無視できるものではありません。

今回はお菓子が中性脂肪に与える影響について説明していきます。

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お菓子が中性脂肪を増加させる?

中性脂肪を増加させる一番の原因は、食べ物にあります。なぜなら体内の中性脂肪は食べ物から摂取される成分を原料として作られるからです。

食べ物といっても様々な種類がありますが、私たちが普段何気なく口にしているお菓子には中性脂肪を増やしてしまう作用があります。特にお菓子に含まれる成分で、中性脂肪の増加に影響するのが次のふたつです。

▼砂糖
中性脂肪の増加に関係しているのが「脂質の摂取」だけだと思っている方も多いですが、実は「糖質の摂取」も関係しています。

体内に取り込まれた糖質はブドウ糖に分解され、体のエネルギー源として使われるのですが、余ってしまったものは脂肪酸となって中性脂肪に合成されます。そのため、炭水化物や砂糖といった糖質を摂取しすぎることも中性脂肪の増加に繋がるのです。

糖質は次の3種類に分類されます。

・単糖類
糖質の中でもこれ以上分解することのできない最小の単位のものが単糖類であり、1つの糖でできています。ブドウ糖、果糖、ガラクトースといった種類があり、最小の単位でもあるため小腸から素早く吸収されるという特徴があります。

単糖類を多く含む食品としては、くだものやはちみつがあげられます。

・二糖類
単糖類が2つ結合してできた糖質が二糖類であり、体の中に入るとすぐに単糖類に分解され小腸から吸収されます。そのため単糖類に比べれば吸収されるスピードは遅いですが、それでも吸収までのスピードは速いほうに分類されます。

ショ糖(いわゆる砂糖)、麦芽糖、乳糖といった種類があり、これらはお菓子やアイスクリーム、清涼飲料水に多く含まれています。

・多糖類
数百から数千個に及ぶ単糖類が連なってできた糖質が多糖類であり、体の中に入るとアミラーゼなどの消化酵素によってブドウ糖に分解され、吸収されていきます。大量の単糖類が連なっている分、分解にも時間がかかるため吸収されるまで時間がかかります。

多糖類にはでんぷんが分類されており、穀類、いも類、豆類といった食品の主成分となっています。

これらの3つの糖質の中でも、単糖類と二糖類は小腸での吸収スピードが速く、余った分が中性脂肪へと姿を変えやすいため、中性脂肪が気になる場合には摂取量を控える必要があります。
途中でも少し触れましたが、お菓子などに含まれているショ糖、麦芽糖、乳糖は二糖類に分類されるため、お菓子を食べ過ぎると中性脂肪が増加してしまうのです。

▼脂質
中性脂肪を増加させる原因のひとつである脂質も、お菓子には多く含まれています。特に洋菓子やスナック菓子に脂質は多く含まれています。

洋菓子にはバターや生クリームなど飽和脂肪酸に分類され、中性脂肪を増加させる動物性脂肪が含まれています。またスナック菓子には、芋類や豆類といった炭水化物を食用油で揚げたものが多いため、その分脂質も多く含まれます。

中性脂肪の増加を招くお菓子

ほとんどのお菓子は砂糖が含まれていたり油で揚げられていますが、お菓子の中でも特に中性脂肪の増加を招いてしまうものを紹介しましょう。

・洋菓子
洋菓子にはショ糖はもちろん、バターや生クリームといった動物性脂肪もふんだんに使われています。ケーキ、クッキー、チョコレート、プリン、アイスクリーム…。

どれもお菓子やスイーツの定番といえるものですが、残念ながら中性脂肪を増やしてしまうため摂取量を控えなければいけません。

ただし、チョコレートの中でも甘さが少なく苦みが強いビタータイプのものは、比較的糖質の量も少ないため中性脂肪に与える影響も少なくすみます。

・菓子パン
パンの表面に甘みをつけたり、チョコレートやジャム、カスタードクリームなどをパン生地で包むことで作られる菓子パンの食べ過ぎも中性脂肪の増加に繋がってしまいます。

あんパン、ジャムパン、アップルパイ、クリームパンなど菓子パンの種類も非常に多いですが、中でも油で揚げて作られる揚げパンは、特に避けた方がいい菓子パンだといえます。

・スナック菓子
油で揚げて作られるスナック菓子も中性脂肪の増加を招きます。食品の中で脂質が非常に多く含まれており、中性脂肪を気にするなら避けるべき食品として「牛バラ肉」があげられます。この牛バラ肉は100g中に50gもの脂質を含んでいます。

一方でスナック菓子として有名なポテトチップスは、脂質が100g中に35g含まれています。

こうしてみるとスナック菓子の脂質がいかに高く、中性脂肪を増やす元になるのか理解できます。

中性脂肪が気になる人におすすめのお菓子

残念ながらほとんどのお菓子には砂糖や脂質が含まれるため、中性脂肪を下げるお菓子というのはなかなか見当たりません。しかし、どうしてもお菓子は食べたくなるものです。そんな人には和菓子をおすすめします。

和菓子にも脂質や砂糖は含まれていますが、それでも洋菓子やスナック菓子と比べるとまだ良いでしょう。また和菓子によく使われる小豆には、サポニンという成分が含まれており、中性脂肪を下げる効果が期待できます。

洋菓子、スナック菓子、菓子パンといったものを普段からたくさん食べていると、中性脂肪値が上昇する可能性があります。またこういったお菓子と一緒に飲むことが多い、清涼飲料水や砂糖入りのコーヒーや紅茶も注意が必要です。

中性脂肪値が気になる場合は、砂糖や脂質の少ない和菓子に切り替えて、お茶を一緒に飲むように心がけるといいでしょう。

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