油を使うなら中鎖脂肪酸が含まれるココナッツオイルがおすすめ

炒め物など料理に欠かせない油ですが、中性脂肪を気にする人にとっては油を使うのもちょっと億劫かもしれません。

そんな人には中鎖脂肪酸が含まれるココナッツオイルがおすすめです。

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飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

油というのは中に含まれている脂肪酸の種類によって大きく2つに分類できます。

・飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は常温では固まる性質があります。そのため飽和脂肪酸を体内に取り込むと、人の体温では飽和脂肪酸が固体から液体に変化しづらいため、体の中で固まりとして蓄積されやすいのです。脂肪が蓄積されやすいということは、それだけ中性脂肪の量も増えやすいということです。

飽和脂肪酸は動物性の脂肪が含まれる牛肉、豚肉、乳製品やココナッツオイル、パームオイル、ヤシオイルなどに含まれています。

豚肉などを炒めた後のフライパンを少し冷えたとことろに放置しておくと、肉から溶け出した脂が白い固まりになりますが、あれが飽和脂肪酸です。

・不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸とは違い、常温では液体になる性質があります。そのため不飽和脂肪酸を体内に取り込んでも液体の状態を保つことができ、中性脂肪が蓄積されづらいのです。

不飽和脂肪酸は、ベニバナ油、コーン油、オリーブオイル、ゴマ油といった植物性のものに多く含まれています。

このように飽和脂肪酸が含まれる食品や油は、基本的に中性脂肪を体内に蓄えやすい傾向があるため、摂取量を控えた方がよいといわれているのです。

飽和脂肪酸にも中性脂肪が増加しづらいものがある!?

飽和脂肪酸を摂取すると中性脂肪が増加しやすくなりますが、実は飽和脂肪酸の中にも中性脂肪が増加しづらいものが存在します。それが「中鎖脂肪酸」を多く含む飽和脂肪酸です。

飽和脂肪酸は分子同士が結合したときに鎖のような形になるのですが、この鎖の長さによって「短鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」「長鎖脂肪酸」の3つに分類されます。

・短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は、食べ物などの油脂類から直接摂取されることは少なく主に腸内で産出されます。
働きとしては腸内環境の活性化などがあります。

・中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸は、体内に入るとすぐに消化されてエネルギーに利用される特徴があります。脂肪というのは一般的にはエネルギーに変換されるまで時間がかかり、蓄積されやすい傾向にあります。
しかし、中鎖脂肪酸に分類される油は体内に入るとすぐに肝臓で消化されて、エネルギーになるのです。すぐに消化されるということは、そのぶん他の油よりも中性脂肪が蓄積されづらいということでもあります。

・長鎖脂肪酸
長鎖脂肪酸は体内で固まりやすく、エネルギーに変換されるまで時間がかかるという特徴があります。そのため、長鎖脂肪酸を過剰に摂取するとどんどん体内へと蓄積していき、中性脂肪が増加してしまうのです。牛肉や豚肉などの動物性の脂肪や、一般的に販売されている食用油の多くが長鎖脂肪酸を多く含んでいます。

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸を多く含む!

ココナッツオイルは、一般的に中性脂肪が増加しやすいとされている飽和脂肪酸に分類されています。しかし、飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸を多く含んでいるため、例外としてココナッツオイルには中性脂肪の増加を防ぐ効果があると言われているのです。

さらにココナッツオイルには代謝をアップする効果もあるといわれています。体に蓄積された中性脂肪は、普段から利用している糖などのエネルギー源がなくなった場合の非常時のエネルギー源として消費されます。

つまり代謝がアップするということは、それだけ体内のエネルギーが使われやすくなるということであり、その分中性脂肪の減少効果も期待できるということなのです。

ただし、ココナッツオイルも油であることには変わりはなく、大さじ1杯で120kcalほどあります。そのため1日に使うのは大さじ2杯程度にするように心がけましょう。

あまり馴染みのないココナッツオイルですが、実は一般的な食用油と比べると中性脂肪が増加しづらく、さらには中性脂肪を減少させる効果まで期待できます。

特有の甘い香りもあり、普段の料理に使うのをためらってしまうかもしれませんが、意外と和食にも合ってくれます。中性脂肪が気になる方は、ぜひココナッツオイルで毎日料理をしてみてください。

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