ストレスが中性脂肪を増加させる仕組み

一昔前までストレスというのはあくまで気持ちの面の問題であり、病気とは無関係だと思われていた節があります。

しかし過度なストレスはしっかりと人の体に悪影響を与えており、中性脂肪も増加するのです。

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ストレスが中性脂肪を増加させる?

ストレスでお腹が痛くなる、といった話ならなんとなく理解もできそうですが、なぜストレスで中性脂肪が増加するのでしょうか?分かりやすい3つの理由を説明します。

・食事の量、タバコ、飲酒の増加
一番分かりやすいのがこの理由です。ストレスを感じると人はそのストレスを解消しようとしますが、方法は人それぞれです。中には食事の量やタバコ、飲酒の量が増える人もいます。これらは中性脂肪の増加させる定番な理由です。

ストレスそのものが中性脂肪を増加させるというよりは、ストレスを受けることで中性脂肪を増加させるような行動をとってしまうという流れですね。

・ホルモンの影響
ストレスを受けると中性脂肪の増加に関わる2つのホルモンが分泌されます。ひとつめはアドレナリン・ノルアドレナリンという興奮系のホルモンです。これらのホルモンが分泌されると、人は興奮状態になったり、逆に感情をぐっと押しこらえることでストレスをやり過ごそうとします。

そしてこの状態になるとは、血糖の上昇、血流の減少、心拍数の増加などが発生し中性脂肪を増加させやすい状態になってしまいます。

ふたつめがステロイドホルモンというホルモンです。ステロイドホルモンには、たんぱく質を分解して脂肪や糖分に作り変えてしまう作用があります。

このようにストレスによって中性脂肪を増加させる行動が促されるだけでなく、ホルモンの分泌によって体そのものが中性脂肪を増加させやすい体質になってしまうのです。

・筋肉の燃焼効率の低下
体に蓄積された中性脂肪は非常時のエネルギーとして利用されますが、このエネルギーは筋肉の活動でも消費されます。しかし、ストレスを受けると筋肉は緊張や硬直作用を発生してしまい、エネルギーの燃焼効率も下がってしまいます。燃焼効率が下がるということは、それだけエネルギーとして利用される中性脂肪の消費量も少なくなるというわけですから、その分体に残る中性脂肪の量が増加してしまうのです。

ストレスをためやすいA型人間?

同じ怒られ方をしたり、ミスをしたりしても人によってそこから受けるストレスの量は違いますが、これはなぜなのでしょうか?その理由は人の性格にあると考えられています。

人の性格というのは、人の数だけ存在しますが、ストレスに着目するとふたつの性格に分類できます。

それがストレスをためやすい「A型人間」とストレスをためにくい「B型人間」です。A型人間は、責任感が強く、競争心や向上心に満ち溢れています。

努力家ではありますが、攻撃的でおこりっぽくせっかちでもあります。B型人間は時間にルーズだったり、温厚、ほどほどな努力をするといった特徴があります。

中性脂肪が増えると動脈硬化のリスクもあがるのですが、A型人間とB型人間では、A型人間のほうがB型人間より2倍も以上動脈硬化を発症しやすいという研究結果も出ているのです。

ストレスの上手な解消の仕方

A型人間にしても、B型人間にしても、完全にストレスを受けない生活を送るというのは無理があります。やはり大切なのは、「どうやってストレスを受けないようにするか」よりも「どうやって受けたストレスを解消するか」という点でしょう。

ストレスの解消の仕方は本当に人それぞれです。
定番なものとしては、軽めの有酸素運動やぬるめのお湯を使った半身浴ですし、思いっきり打ち込める趣味なども立派なストレスの解消法です。

ストレスは人によって感じ方は異なりますが、十分中性脂肪を増加させる原因になりえます。現代社会でストレスを受けるのは当たり前のことですから、自分なりのストレス解消法を身につけるのは、快適な毎日を過ごすためだけでなく中性脂肪の増加を防ぐという意味でも非常に大切なことなのです。

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