太っていないのに中性脂肪が高くなる原因

中性脂肪は簡単にいえば、脂肪の元になる存在です。そのため、「太っている=中性脂肪の数値が高い」というイメージがありますが、実は太っていない人の中にも中性脂肪の数値が高い人は意外といるのです。その理由はいったいどこにあるのでしょうか?

スポンサードリンク


中性脂肪は肥満の原因

念のため中性脂肪と体脂肪の関係をさらっとおさらいしましょう。中性脂肪は、食事から摂取されるものと肝臓で合成されるものがありますが、どちらもの体の非常時のエネルギーとして働きます。

糖質など普段から使われているエネルギー源が不足した場合に、中性脂肪が分解されてエネルギーとして使われるのです。

しかし、余ってしまった中性脂肪は、体に体脂肪として蓄積されていきます。そのため、一般的には中性脂肪の数値が高くなるほど体脂肪が増えて太っていきますし、太っていれば太っているほど中性脂肪の数値が高くなるといわれているのです。

それではどうして太っていない、痩せている人の中性脂肪の数値が高くなるのでしょうか?

脂肪がすべて目に見えるわけではない!

「脂肪がついた」と聞くとみなさんはどんなイメージをするでしょうか?きっと多くの人が脂肪がついて「体が太ってしまった姿」を想像するのではないでしょうか?

しかし、実は体についた脂肪のすべてが体の外見に大きな影響を及ぼすわけではないのです。

▼見える皮下脂肪、見えない内臓脂肪
中性脂肪は余ると体脂肪として蓄積されますが、実はこの蓄積される体脂肪も2種類あります。それが見える皮下脂肪と見えない内臓脂肪です。

・皮下脂肪
皮下脂肪は皮膚の下に存在する皮下組織に脂肪が蓄積していくことでできるものです。皮膚の下ということは、言い方を変えれば「体の輪郭部分」「体のアウトライン」と表現もできますね。
体のアウトラインの少し下の組織に脂肪が蓄積されるということは、その分外から見てもはっきりと肉がついているように見えるということです。実際に体についた皮下脂肪は、指でつまんで確認できます。これが見える皮下脂肪です。

・内臓脂肪
内臓脂肪は腸間膜などの内臓のまわりに蓄積していく脂肪のことです。内臓のまわりにつくということは、外から見てもあまり脂肪によるふくらみも確認できないので、内臓脂肪が多くついても皮下脂肪が多くついたときのように外からみて太ったと認識されづらいなのです。

もちろん内臓の周りについた脂肪なので、指でつまんで確認することはできません。これが見えない内臓脂肪です。

皮下脂肪も内臓脂肪もどちらも中性脂肪が元になっています。そのため、どちらの脂肪が多くても中性脂肪の数値は高くなります。だから痩せている人でも見えない脂肪=内臓脂肪が多くついており、中性脂肪の数値が高くなるといったことが起こるのです。

内臓脂肪が増える原因

痩せ型の人の中性脂肪の数値を高くする原因にもなる内臓脂肪はどうして増えるのでしょうか?内臓脂肪が増える大きな原因は、やはりカロリーの摂りすぎと運動不足です。

体の中の中性脂肪は、消費されることがなければ脂肪として蓄積されていきます。つまり、カロリーを摂りすぎてしまえばその分中性脂肪が体の中で余る量が増えますし、カロリーを消費するための運動が不足しても同じことが言えます。このカロリーの摂りすぎと運動不足は基本中の基本です。

他にも内臓脂肪が増える原因としては

・遺伝
・過度なストレス
・タバコ
・アルコールの大量摂取

などもあげられます。

中性脂肪は体の中で脂肪として蓄たえられるため、ついつい「太っている人しか中性脂肪の数値は高くならない。」と思われがちです。

しかし、体につくすべての脂肪が外見に変化をあらわすものではなく、外からはあまり見えない内臓脂肪も存在するのです。この内臓脂肪が原因となって、痩せ型の人でも中性脂肪の数値が高くなる可能性があります。

痩せ型の人で中性脂肪の数値が高い場合、「自分は痩せているし、中性脂肪の数値が高くなるはずはない。これは間違いだな。」と勘違いしないようにしましょう。

あなたの体の中に脂肪が溜まっている可能性は十にあります。

スポンサードリンク


中性脂肪の基礎知識
血液検査でわかる中性脂肪値
病院での治療について
中性脂肪値が高い方へ
食事で対策
中性脂肪を下げるための習慣
中性脂肪値が低い方へ