血液検査でわかる中性脂肪の正常値

体の中にある物質は大抵が人間が生きていくために必要となるものですが、やはりその量が多すぎたり少なすぎたりすると、体にはなんらかの異常があらわれます。

これは血中脂質である中性脂肪も例外ではありません。ここでは中性脂肪の検査や数値について説明していきます。

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中性脂肪の検査方法は?

中性脂肪の数値を計る最も身近な方法は、健康診断でしょう。会社勤めをしている人であれば毎年健康診断を受けると思いますが、このときに自分の中性脂肪の数値を知ることができます。

また、個人事業主や在宅で仕事をしている人の場合は、定期健診はありませんから自分から検査を受けにいく必要があります。そういった場合は、病院やクリニックの内科を受診すれば中性脂肪の数値の検査をしてもらえます。

中性脂肪は血中脂質と呼ばれており、血液中に存在する脂質です。そのため検査方法は、注射で採血をするだけです。

また忙しくてなかなか病院へ通う暇がないという場合は、病院や医療メーカーから販売されている血液検査キットを使って数値を調べる方法もあります。

中性脂肪の基準値は?

実際に血液検査を受けたら、自分の体の中の中性脂肪の量がどれくらいなのかしっかりと数値を確認しましょう。

まず中性脂肪は、診断結果の一覧の中で「中性脂肪」や「TG」と書かれています。
中性脂肪は別名「トリグリセライド(triglycoeride)」とも呼ばれており、これを略した記号が「TG」です。

中性脂肪、もしくはTGと書かれた欄を見ていくと、あなたの体の中にある中性脂肪の量が「○○mg/dl」と記載されています。しかし、まれに数値の単位が「○○mmol/l」と書かれているケースもあります。

単位がmmol/lのままだと少し分かりづらいので、「mmol/l」を「mg/dl」へと変換しましょう。計算は簡単でmmol/lの数字に「89」をかけるだけです。

例…中性脂肪の数値が「1.5mmol/l」と書かれていた場合は、「1.5mmol/l×89=133.5mg/dl」となります。つまり、1.5mmol/lと書かれている場合は、1dlの血液中におよそ133mgの中性脂肪が含まれているということですね。

それでは中性脂肪の基準値をみていきましょう。中性脂肪の数値は、5段階に分けられています。

29mg/dl以下…低中性脂肪血症
30~149mg/dl…正常
150~299mg/dl…軽度高中性脂肪血症
300~749mg/dl…中等度高中性脂肪血症
750mg/dl以上…高度高中性脂肪血症

このように中性脂肪が30~140mg/dlであれば、正常でこの数値を外れるとそれぞれの状態に分類されます。また150mg/dl以上の場合は、「脂質異常症」にも分類されます。

数値に異常があるとどうなる?

中性脂肪は、非常時には体のエネルギー源となる大切な物質です。しかし、中性脂肪があまりに増えすぎてしまうとエネルギーとして使われない中性脂肪が体脂肪へと変化して蓄積されていきます。

この状態が長く続けば動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気を引き起こします。

また中性脂肪は量が多すぎても問題ですが、逆に少なすぎても体のエネルギーが不足することになり、病気はもちろんですが疲れやすくなったりめまいといった症状があらわれやすくなるため注意が必要です。

体の中の中性脂肪は、その量が多すぎたり少なすぎたりすると体に害を与えてしまいます。そして厄介なことに検査を受けなかれば、自分の体の中の中性脂肪が多いかどうか判断ができません。

会社勤めの人は、定期的な健康診断で自分の数値を知れますし、個人事業主などの定期的な健康診断がない人や忙しい人でも検査キットを使って数値を知れます。

なるべく定期的に中性脂肪の数値を把握するようにして、なるべく早く異常を察知できるように心がけましょう。

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