中性脂肪値を上げたいなら、糖分や炭水化物の多い食事を!

世の中の多くの人は、中性脂肪値を「下げたい」と思って食生活の改善や運動といった努力をしていますが、実は中性脂肪値を「上げたい」と考えている人もいるのです。

中性脂肪値を上げたい場合には、糖分や炭水化物を積極的に摂取することがおすすめです。

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中性脂肪値を上げるべき人とは!?

中性脂肪を下げるべき人の特徴というのは、すぐに思い浮かびます。肥満傾向にある人、いつも食事量が多い人、タバコやお酒好きな人、そして健康診断で中性脂肪の数値が基準値以上だった人などなど…。

こういった人が多くいる一方で、中性脂肪値を上げるべき人もいるのです。中性脂肪値を上げるべき人というのは、極端な食事制限によるダイエットや食べ物の好き嫌いからくる偏食、毎日過剰な運動をしているのに食事量が少ない人、そして中性脂肪の数値が基準値以下だった人などです。

このように体内の中性脂肪が少ない状態にある人たちは、中性脂肪の少なさが原因となって疲れやすい、だるい、頭痛、めまい、不安感や焦燥感といったものを普段から感じやすくなっています。

また、中性脂肪値が基準値をオーバーするのと比べると可能性は低くなりますが、中性脂肪値が基準値以下の場合でも動脈硬化を引き起こす場合もあるのです。

そのため中性脂肪が普段から少ない状態にある人は、中性脂肪値を基準値内まで上げる取り組みをする必要があります。

中性脂肪を増やす脂肪分

早速中性脂肪値を上げたい人のためにおすすめの食品を紹介していきます。まず中性脂肪を増やす食品として誰もが真っ先に思い浮かぶのが「脂肪を多く含む食品」でしょう。

この考えは正解で、中性脂肪というのはその名前からも分かる通り「脂質」の一種です。そのため脂肪を多く含む食品を摂取すれば、体内の中性脂肪の量も増えます。

ただしひとことで脂肪と言ってもその種類はいくつかあり、中には摂取することで中性脂肪を減らすタイプの脂肪も存在します。中性脂肪値を上げたい場合は、「飽和脂肪酸」に分類される脂肪を摂取するようにしましょう。

飽和脂肪酸に分類される食品には次のようなものがあります。

・牛肉、豚肉、鶏肉の脂身・ベーコン ・バター ・生クリームなど

特に肉類はごはんのおかずになり、色々な調理ができる食品ですから手軽に食べられるためおすすめです。

中性脂肪を増やす糖質

中性脂肪を増やすものといったら脂肪分を思い浮かべますが、実は糖質にも中性脂肪を増やす効果があるのです。

糖質の中には次の3種類が存在します。

・単糖類
これ以上分解することのできない最も小さなサイズの糖質であり、サイズが小さい分すぐに小腸から吸収されます。ブドウ糖、果糖、ガラクトースといったものは、単糖類に分類されます。単糖類を多く含む食品としては、果物があげられます。

・二糖類
ブドウ糖や果糖といった単糖類が2つ結合してできた糖質であり、体内に取り込まれるとすぐにブドウ糖などの単糖類へと分解され、小腸から吸収されていきます。

砂糖、麦芽糖、乳製品といったものは、二糖類に分類されます。二糖類を多く含む食品としては、ケーキなどの洋菓子、和菓子、乳製品などがあげられます。

・多糖類
数百以上の単糖類が連なってできた糖質であり、消化酵素の作用を受けることによって体内で時間をかけてブドウ糖へと分解されていきます。でんぷんなどが多糖類に分類されます。

多糖類を多く含む食品としては、ごはんや麺類といった炭水化物、いも類、豆類などがあげられます。

このように糖質は3種類に分類できるのですが、注目してほしいのはどの糖質も体内で最終的に「ブドウ糖」などの単糖類に分解されるということです。実は体内の中性脂肪は脂質だけでなく、ブドウ糖を原料として合成されることもあります。

例えば私たちが毎日食べる「ごはん」ですが、ごはんは多糖類なので体の中に入るとゆっくり時間をかけて、ブドウ糖に分解されていきます。

そしてこのブドウ糖は人が活動するためのエネルギーとして利用されるのですが、活動量が少なく消費エネルギーが少ない場合には、ブドウ糖は肝臓へと運ばれ中性脂肪に合成されて、体内に蓄積されるのです。

そのため炭水化物などの糖質を摂取することでも、中性脂肪を増やせます。

脂肪分VS糖質!より中性脂肪を上げるのはどっち?

中性脂肪を上げるために食べたい「脂肪分」と「糖質」について紹介してきましたが、この2つの成分のどちらのほうが中性脂肪を増やす効果が高いかご存知でしょうか?多くの人は「脂肪分」と答えるかもしれませんが、正解は「糖質」です。

脂肪という名前がついているくらいですから、脂肪分のほうが中性脂肪を増やしやすいと思いがちですが、炭水化物などの糖質の方が中性脂肪を増やしやすいというのはとても意外です。

実際に中性脂肪値が基準値より高かった場合は、病院では炭水化物などの糖質の量を控えるように指導されます。もちろん脂肪分の摂取量も控えるように指導されますが、糖質の摂取を制限する方が重要だと考えられています。

もし中性脂肪を上げたいと考えている場合には、まずは炭水化物や糖分といった糖質の摂取量を増やすことから始めるといいでしょう。

ドカ食いすればいいわけではない!

糖質の摂取量を増やせばいいと言いましたが、だからといって極端に量を増やせばいいというわけではありません。

基本的に元々中性脂肪が低くなりやすい体質ではない人が通常の食事をしていれば、中性脂肪値が低すぎになることはあまりありません。

もし通常の食事をしているのに中性脂肪値が低くなってしまう場合には、甲状腺機能亢進症などの中性脂肪を減らしてしまう病気を患っている可能性があります。

そして、こういった病気でもない場合に考えられる中性脂肪値の低下の原因は、ダイエットや偏食などによる極端な栄養不足です。実際に炭水化物を一切食べないダイエットなどがきっかけで、中性脂肪が基準値より低くなってしまうケースがあります。

つまり、甲状腺機能亢進症などの病気を患っておらず、体質にも問題がない場合は、一般的な人の食事と比べて糖質や脂肪分といった中性脂肪の材料となる栄養が極端に足りていないということなのです。

そのため、こういった場合は中性脂肪を増やしたいからといって不足しているごはんや肉の量を一気に増やすのではなく、まずは一般的な食事の量に戻すことから始めればいいのです。

これだけでも十分基準値を下回ってしまった中性脂肪値を元に戻すことは可能なのです。

脂肪分はいかにも中性脂肪をあげるのに最も適していそうですが、実はそれ以上に炭水化物などの糖質の方がその効果は高いのです。

健康診断などで中性脂肪が基準値を下回ってしまったときは他の病気などの可能性がないかしっかりと検査をして、炭水化物などの糖質の摂取量を少しずつ増やすようにしましょう。

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