中性脂肪が少ない原因は、遺伝やダイエットなど様々

体の健康を保つために大切なのは、何事もほどほどにすることです。

健康診断でよく話題に上るのが中性脂肪の数値ですが、中性脂肪値ももちろん高すぎるのはよくありませんが、低すぎるのも問題です。

ここでは中性脂肪が少ない原因を紹介しましょう。

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中性脂肪が少ない5つの原因

中性脂肪が多い原因としては、食生活の乱れ、運動不足、喫煙、飲酒などがあげられますが、中性脂肪が少ない原因としては次のようなものがあげられます。

・遺伝や体質
体内の中性脂肪の量は遺伝や体質によってある程度左右されます。そのため自分の親や家族などに中性脂肪が多い人がいる場合は、自分自身の中性脂肪も高くなることがあります。
また、その反対もありえることで親や家族などに中性脂肪が少ない人がいる場合は、自分自身の中性脂肪も少なくなることがあるのです。

・ダイエットによる栄養不足
女性の中性脂肪が少ない原因として多いのが、ダイエットによる栄養不足です。ひとことでダイエットと言ってもその方法は様々で、中にはバランスの良い食事制限と適度な運動を組み合わせた健康的なダイエットももちろん存在します。

しかし、最近では特定の食べ物しか食べないダイエットや、主食であるごはんなどの炭水化物を一切食べないダイエットといった極端な食制限に頼るダイエットが増えています。

体内の中性脂肪は食事から摂取できる糖質や脂質を材料として合成されます。そのため極端な食事制限によるダイエットを行なうと、中性脂肪の材料が不足してしまい体内の中性脂肪も少なくなってしまうのです。

・偏食や少食
ダイエットと少し似ていますが、偏食や少食によって中性脂肪の材料が不足してしまうこともあります。野菜しか食べない、脂っこいものは一口も食べたくない、食事は1日2食で十分…などなど、様々な偏食や少食が中性脂肪の減少を招きます。

・過度な運動
食事を摂ることによって体内の中性脂肪は増え脂肪として蓄積されますが、運動をすることによって蓄積された中性脂肪はエネルギーとして消費されます。

そのため、適度な運動であれば良いのですが過度な運動を毎日していると、体の中の中性脂肪がほとんどエネルギーとして消費されてしまい中性脂肪が少なくなります。

大量の食事をいつも食べていながら細身のプロのスポーツ選手をテレビなどでみかけます。プロのスポーツ選手は毎日過度な運動をしているため、大量の食事を摂取しても中性脂肪がエネルギーとして消費されるため、無駄な脂肪が蓄積されないのです。

つまり適切な量と栄養バランスの食事をとらないまま過度な運動を続ければ、体内の中性脂肪が少なくなるということです。

・病気
体内の中性脂肪の量は遺伝や生活習慣の影響を特に受けますが、それ以外にも病気によって体内の中性脂肪の量が変化することがあります。

体の代謝が活発になる甲状腺機能亢進症(バセドー病)という病気があります。体の代謝が活発になると聞くとなんだか良いことのように聞こえますが、この病気の場合は極端に代謝が活発になってしまいます。

そして代謝を行なうためにはエネルギーが必要になります。つまり甲状腺機能亢進症になると、体の中で常に代謝が行われ中性脂肪をエネルギーとして消費する状態になってしまい、体内の中性脂肪が少なくなってしまうのです。

また中性脂肪は肝臓で合成されるため、肝機能障害などが原因となって中性脂肪を作り出すことが難しくなり、中性脂肪が少なくなることもあります。

中性脂肪が少ないせいで疲れやすくなる?

中性脂肪が少なくなる原因を紹介しましたが、そもそも中性脂肪が少なくなるとなにがいけないのでしょうか?ここまでの話でもお分かりいただけたように、中性脂肪というのは体のエネルギーとして利用されています。

そのため、中性脂肪が少ない状態が続くと体を動かすためのエネルギーが不足することになり、疲れやすくなったり、少し動いただけで動悸が起きるようになります。

またエネルギーが不足すると、体の代謝機能も衰えてしまい血管もなり古く傷つきやすくなっていきます。これが原因で動脈硬化が起きろと血液がドロドロになり、頭に酸素や栄養が行き渡りづらくなり、頭痛やめまいを引き起こします。

他にも血液中で中性脂肪にくっついていた脂溶性ビタミンも中性脂肪と一緒に少なくなってしまうため、免疫力が低下する恐れもあります。

このように中性脂肪が少ないと、中性脂肪が多いときとはまた違う影響が体にあらわれてしまうのです。

中性脂肪が少ないと美しさに陰りが…?

女性の中には今回紹介したように過度な食事制限に頼ったダイエットをする人が多くいます。しかし、過度な食事制限によるダイエットによって中性脂肪が少なくなると、美しさに陰りが出てしまうこともあるのです。

水に溶けづらい中性脂肪は液体である血液に溶け込むために様々な物質とくっつくのですが、その中に「脂溶性ビタミン」が存在します。

脂溶性ビタミンとはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどのことをいいます。これらのビタミンの中にはニキビを防いだり、肌の調子を整える作用を持つものもあります。

そのため中性脂肪が少なくなるということは、中性脂肪とくっついて血液中を流れる脂溶性ビタミンも少なくなるということでもあり、肌トラブルが発生しやすくなるのです。

また中性脂肪が少なくなると体内のエネルギーが不足しがちになるため、肌の新陳代謝も正常に行われなくなったりと、なにかと美容のトラブルも起きやすくなるのです。

ダイエットをする多くの人は「痩せてきれになりたい!」「痩せて可愛くなりたい!」と思っているこはずです。そういった人にとってはダイエットをすることで美しさに陰りがでてしまうのは、本末転倒でしょう。

中性脂肪を少なくしないためにも、美を損なわないためにも極端な食事制限をするようなダイエットは控えて、健康的なダイエットをするように心がけましょう。

中性脂肪が少なくなる原因は、遺伝や体質、食事、運動、病気など様々あります。遺伝や体質によってもともと中性脂肪が少ない場合はあまり影響はありませんが、ダイエットなどによって極端に中性脂肪が少なくなってしまった場合には、疲れやすさなどの症状も顕著にあらわれるでしょう。

他にも中性脂肪が少ない場合には他の病気が潜んでいることもあるため、一度病院を受診して原因をしっかりとつきとめましょう。

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