中性脂肪の異常は、病院で何科を受診すればいいの?

中性脂肪の量は150mg/dlを超えると異常になり、高中性脂肪血症、もしくは脂質異常症と診断されます。

では実際に中性脂肪の数値が異常だった、もしくは中性脂肪の量が異常かどうか気になる場合、病院の何科を受診すればいいのでしょうか?

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病院は内科を受診しましょう!

体に不調があった場合には病院を受診するのが当たり前ですが、中性脂肪に異常がみられる場合は内科を受診しましょう。内科を受診すると中性脂肪の数値がどれくらいなのか検査して、その数値を参考にして治療を行ないます。

数値の目安は次のようになっています。

・150~299mg/dl
この数値の範囲内だと高中性脂肪血症の中でも「軽度高中性脂肪血症」に分類されるため、危険度はまだ低いです。治療も中性脂肪が増加する原因となる食事の改善や運動不足の解消で終わるケースが多いです。

・300~749mg/dl
この数値の範囲内だと「中度高中性脂肪血症」に分類され、危険度も高まってきます。軽度高中性脂肪血症の場合は生活習慣などの改善だけですむことが多いですが、中度高中性脂肪血症の場合は同時に薬による治療も開始されます。

・750mg/dl以上
ここまでくると「高度高中性脂肪血症」に分類され、動脈硬化をきっかけとした心疾患などの重大な病気が発生する可能性が非常に高く危険領域になります。

薬では根本的な改善はできない

中性脂肪の数値を下げるために行われる治療は、基本的に生活の改善と薬による数値の低下です。

ある程度症状が重いと判断された場合には、「フィブラート系薬」「ニコチン酸系薬」「多価不飽和脂肪酸」などに分類される薬を服用して、体内の中性脂肪の量を減少させます。

しかし、残念ながら薬を使っても中性脂肪値の高さを根本的に改善できるわけではありません。なぜなら、中性脂肪が高い原因の多くがその人の生活習慣にあるからです。

食生活の乱れ、運動不足、タバコ、飲酒など中性脂肪が高まる原因となっている生活習慣を改善しなければ、薬を服用しているうちはいいですが、服用を中止したとたん再び中性脂肪の数値は元に戻ってしまうのです。

治療の基本は生活の改善!

中性脂肪を下げるために薬の服用は有効ですが、一生薬を飲み続けるというのは現実的ではありません。そのためやはり中性脂肪の治療の基本は、生活の改善ということになります。

実際に病院を受診して生活習慣の見直しだけで症状の改善が見込める場合には、医師から食生活や日々の運動量、アルコールの摂取や喫煙についての指導を受けます。

もちろんその場合に医師ができるのはあくまで改善のための「指導」だけであり、実際にそれを行動に移すのは本人です。

もし中性脂肪が異常だと診断され、生活習慣の改善を指導された場合にはその指導を真摯に受け止めて実践するようにしなければいけません。

治療にかかる期間は?

中性脂肪の異常を指摘され実際に治療を開始した場合、どのくらいの治療期間がかかるのか?という点も気になりますよね。これはその人の中性脂肪値や体質にも大きく左右されるため、一概に「治療期間は○○日!」ということはできません。

しかし、およその目安はあります。もし食事療法や生活習慣の改善だけで中性脂肪を下げる場合は、実施から1週間程度で数値が下がるといわれています。またそこからその数値が安定するまでには3ヶ月以上かかるといわれています。

もし症状が重くなるべく早く数値を下げなければいけないときは薬が処方され、この場合はすぐに数値が下がります。

ただし途中でも説明したように薬は根本的な解決にはなりません。そのため薬を使う場合でもやはり生活習慣などの改善が必要になり、最低でも3ヶ月は様子をみなければいけないでしょう。

誰でも病院に足を運ぶのは億劫だと思います。しかし、中性脂肪の数値に異常があったとしても極端に数値がオーバーしていないのであれば、生活習慣の改善の指導だけですむこともあります。

もちろん放っておけば大きな病気に繋がる可能性もあるので、健康診断などで心当たりがある人は、まずは内科を受診しましょう。

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