健康診断で中性脂肪に危険信号!精密検査の必要性

自分の健康状態をチェックできる健康診断。しかし、診断結果に「要再検査」や「要精密検査」の文字が並ぶと目を覆いたくなりますよね。

ここでは健康診断でよく目にする「要再検査」や「要精密検査」の意味、そして中性脂肪の精密検査の必要性について説明していきます。

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健康診断の判定結果

まずは、健康診断の判定結果がどんな言葉であらわされているかみていきましょう。健康診断の基準値というのは、「日本人間ドック協会」が定めたガイドラインが元になっているためこの数値は共通しています。

しかし、数値を基にして作られる判定区分は、健康診断を実施する機関や病院、市町村などによって多少異なります。

そのため、ここでは健康診断で使われる判定結果の一例をご紹介します。

・A判定:異常なし
・B判定:ほぼ正常
・C判定:要再検査
・D判定:要精密検査
・E判定:要受診
・F判定:要継続受診

このようにアルファベットやその状態をあらわす言葉で、診断結果が出ます。今回の一例でいうならば、A判定が出れば異常なしで、E判定であれば病院を受診して治療などを受ける必要があるということです。

しかし、よく見ると「要再検査」と「要精密検査」というなんだか似たような文字が並んでいます。この2つの違いはいったいなんなのでしょうか?

「要再検査」「要精密検査」の違いとは?

要再検査と要精密検査という言葉。どちらも検査をしなければいけないというのはなんとなく分かりますが、細かい違いはいまいちわからないかもしれません。日本予防医学協会は、要再検査と要精密検査の違いをこのようにあらわしています。

要再検査:一時的な変動かどうかの確認のためにもう一度同じ検査が必要です。
要精密検査:治療が必要かどうかを確認するために、より詳しい検査が必要です。

日本予防医学協会 「検査結果 よくある質問」より引用

この文章をみてもなんとなく違いがはっきりと分からないという方もいると思うので、もう少し詳しく説明しましょう。まず中性脂肪にかぎらず、健康診断で検査する項目の数値というのは常に一定というわけではなく、1日の中でも変動しています。そのため全員が同じ条件で検査をして正しく数値を計測できるように、健康診断の前日から絶食をしたりするように指示を受けるのです。

しかし、健康診断を受ける人の中には指示事項を守るのを忘れてしまった、前日から絶食をしたが極端に脂っこいものを絶食前に食べてしまった、という人もいます。

こういった場合は、日常的には数値に異常がなくても、たまたま健康診断のときだけ数値が一時的に変動して異常値が計測されることがあります。

そのため、他の数値と照らし合わせて、数値異常の原因が一時的な変動によるものだと疑われる場合は、「要再検査」と結果が表示されます。要するに再検査では健康診断で出た数値が本当に正しいかどうかを確認するということです。

一方で「要精密検査」という結果は、他の数値ともあわせてみたときに病気や治療の必要があるかもしれない、と判断されたときに表示されます。

例えば中性脂肪の場合は、それ単体の数値が高かったり低かったりするのもいけないことですが、同じ血中脂質であるコレステロールとも深い関係を持っているため、このコレステロールの数値と合わせて病気の可能性などがないか診断する必要があります。

このようにひとつの診断項目に数値異常がみられる、もしくは他の診断項目とあわせてみたときに病気の可能性がある、治療が必要になる可能性がある、と診断された場合「要精密検査」と表示されるのです。

再検査・精密検査をして「やはり異常がある」「やはり治療が必要だ」と診断されることもありますが、逆に「異常なし」と診断されることもあります。

そのため、「再検査や精密検査=必ず病気」というわけではないので、まずは指示に従ってもう一度検査を受けるようにしましょう。

再検査や精密検査を行う場合の費用の負担は、会社によって異なっています。健康診断の費用を会社が負担するのは義務ですが、再検査や精密検査の費用の会社負担は義務化はされていません。

そのため、この費用については一度自分が勤めている会社に相談する必要があります。

中性脂肪が「要精密検査」ということは?

ここまで健康診断の「要再検査」「要精密検査」の意味について説明してきましたが、最後に中性脂肪の項目に「要精密検査」と書かれていた場合の状態について説明しましょう。

中性脂肪の項目に要精密検査と書かれているということは、中性脂肪の数値に異常がみられ、総合的に判断して病気や治療が必要かもしれない状態だということです。

中性脂肪は食事の摂取量が多かったり、日常的に運動不足だと体脂肪として蓄積されていき、検査をしたときに中性脂肪の数値が高くなります。

中性脂肪値が高値の場合は、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化が引き金となって発生する動脈硬化症や脂肪肝、急性膵炎といった病気を発症する確率が高い状態にあります。

また中性脂肪が低値の場合は、体の代謝機能が活発になりすぎて中性脂肪の消費量が極端に増えてしまう甲状腺機能亢進症(バセドー病)などを発症している可能性もでてきます。

このように中性脂肪の数値が異常で、要精密検査と検査結果が表示された場合には、様々な病気を発症する可能性も否定できないのでなるべく早い対応が必要になります。

誰でも健康診断の「正常」以外の結果には目を覆いたくなりますが、「要再検査」「要精密検査」という結果が出たのであればその言葉の意味をしっかりと受け止め、もう一度検査を受けるようにしましょう。

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